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   「地下世界の少女-アリス・イン・アンダーグラウンド-」と「閉じた、私の腕の中の小さな楽園」のふたつの小説サイトの更新やお知らせや戯言など。
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最近はネットでの読書がメインだった。
本でも雑学でもなんでも簡単にネットでささっと。
昔は本が中心の生活だった。なんでも、物の単位に本を使うほど。これを1こ買うと本が何冊分・・・のような。
今でも本は嫌いじゃないけど、昔ほどのめり込むことが出来ない。全身全霊で何かにハマりたいのに、それほど強力で中毒性のあるものにはなかなか出会えない。
最近は、頑張って感動しようとしなくてはならないような変な感じ。心がもう大分鈍ってきたというか、慣れてしまったのだろう。
昔の、何を見ても新鮮でドキドキした時代が懐かしい(多分あったはず。今よりもずっと)。

思春期の時にどっぷりはまった長野まゆみさんの本を読み返している。
一部持っていて、しかも集める途中で止まっていたりする。図書館で借りる。
本はもう場所を取るので、小さな文庫とかじゃないときつい。現実的過ぎる考えにうんざりする。
「テレヴィジョン・シティ」を読み返した。
図書館の本で、その図書館も改築だか閉鎖だかで今は開いておらず、近くの図書館に本だけ移動していたようだ。少しまえから、どうしてもテレヴィジョン・シティを読みたいという衝動があった。わずかだが、忘れないように時々ぶり返すような。
そして、私が一番読みたいと思っていた場面は、登場人物の一人が「心と身体、どちらから捨てる?」と言い、「僕は身体から」のようなことを言いながら橋の上からダイブするシーン。本を読み進めていくと、ははあ。ダイブするのはジロだな。いつだろ、いつだろうそのシーンは! と期待に打ち震えながら読み進めた結果・・・そんなシーンはなかった。あれー? 記憶違いのようだ。多分、好きなゲーム「バロック」の一部と混ざっていたと思われる。ごく個人的にテレヴィジョンシティを読み返す前に覚えていて、再読が楽しみだったのは、あまりにも物を持たない少年たちが終いに自分の心・身体をダクトに捨て去るというイメージ。でも、読み返したらそこはそんな具体的には書いておらず、名も無き少年が自室からダクトで消え去ったり、橋の上からダイブなんて、私が当時読んで作り上げた妄想だと判明した。
また、当時は知りたくてたまらなかった暗号の台詞も、ネットというスペシャルな機械のおかげでなんなく解読(してあるサイト様を閲覧した)。少しすっきりしたいような、何も変わらなかったような。とりあえず、もう一度再読してみようと思います。感想サイトをさらっと見たら、この話も終わりから始まり始まりで終わり・・・のエンドレスなフェアリーテールのようです。この終わらない繰り返しがたまらなく好きで、それもあってテレヴィジョンシティが好きなんだなぁと思いました。あと、イーイーは別の話のキャラとして覚え間違いをしていて、ヴィオラをガシャン・ガシャンとする友人はもっと耽美なイメージでした。
色々と記憶違いが発見できて、それも少し楽しかったです。
読後、当時の思春期真っ盛りの思い悩んでばかりの自分に戻ったような錯覚をしました。
時が巻きかえるような・・・不思議!

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